「旅」とは、

「旅」とは、「5%の努力と、5%のお金と、90%の人々の優しさ」


ボランティアをしながら世界に笑顔を届ける - 【看護師Keiの自転車世界一周の旅】×【助け合い】 ★現在挑戦中です!


(中国武漢で自転車が盗難に遭いましたが市民数万人の皆様のお陰で取り返し、無事旅を続けています!!)

2012年10月6日土曜日

—間違った愛国ー



好きな国だけど、不思議な国だ。
最近韓国の警察が法定海域を越えて侵入して来た中国漁船と衝突し中国人漁民が一名射殺されたことで話題になっている。ネット上ではすでに炎上が始まっている。しかし国内を見てみれば、もっと酷な亡くなり方をしている国民がいることを知っているだろうか。


大学生の友達がまだ中学生だった頃、地元(信陽)の学校から家までの帰り道、一週間に一度は道端に捨てられている赤ん坊の遺体を見ていたという。多い時には一日に2体。特に女児が多かった。理由は説明しなくても想像できるだろう。


彼女自身も、実は生まれてすぐに河の橋の下に置き去りにされた。
母親の異変に気づいた親戚の伯父さんがその後探しに行き、彼女を救ったのだと。
もちろん、事実を知った彼女は母親を憎んだ。弟とも少し異なる扱いをされていた。
しかし、彼女はこの話をしてくれた後に、

「なんかさ腑に落ちないけど、もう母を許すよ。過去は過去だし。今はいい家族なんだ。」

とつぶやいた。

もし救ってくれた伯父さんがいなかったら、もし家族全員が彼女を捨てる事に同意していたら、今年の夏こうして彼女の姿を見る事はなかっただろう。道端に捨てられた家族も帰る場所も、名前すらない赤ん坊になっていたかもしれないと思うと、複雑な気持ちになる。

国内の問題には声を上げて議論しにくいのがこの国の現状だ。簡単に見つかり握りつぶされてしまうからだ。一方少しでも他国が関わると、また話は異なる。これまで溜め込んで来た怒りや不満を爆発するかのように一気に炎上する。周辺諸国はいいガス抜きに利用されてしまっているようだ。この大国に一定の連帯感と、統一をもたらす為に、愛国という名の元に怒りの根を植え付け、それを上手くコントロールしているのが今の親方だ。

その影で、声をあげられない何人もの人々が苦しんでいるのを知っているだろうか。いや、知っているからこそ貧しさに困窮する人々をより貧困させ、誰にも見つけれないように、何もなかったかのように、見せかけの平和を示しているのだろう。
自分らの保身の為に、ネット検閲に税金を注ぎ、一日千件以上のサイトを削除している暇があるのならば、その愛国の名の元に自国民にもっと手を差し伸べるべきじゃないのか。そう思ってやまない。そして誰もがそれを声を大にして言いたいが悲しい事に“まだ”言えない。じゃあ、僕がここに書こう。



北京に来る用事がなければ、被災地からそまま雲南省の“怒江”という場所にジャーナリストと共に移動する予定だった。予てから行きたいと思っていた場所だ。
「怒江」名の由来は“怒る川”。その名の通り、ゴーゴーと音を立て怒り狂うように断崖絶壁の山々の間を川が通っている。

この土地に住む人々、実は国籍が無い。

ID(身分証明)もなければ、学校にもいけない。国からの援助もない。
この場所、ミャンマーと中国の国境に位置し、かつてことあるごとに国界が何度か変わっていた。しかし今は中国雲南省の一部になっている。



100年前にミャンマーから入って来たイタリア人宣教師がきっかけで、住民のほとんどが基督(キリスト)教徒で、国の福祉が存在しない今、頼れるのは教会のみとなっている。それでも食料、衣服、気温が下がる冬に向けての毛布などが足りず、解決の糸口がない。

省道から山道を3時間歩きやっと村にたどり着く。住民約1300人中190人が国籍が貰えない。政府は承知しているが救済措置は未だにない。約半分以上の住民が着ている洋服は寄付により他の地方から送られたもの。

今現在まだ現地にいるジャーナリストと毎日連絡を取り続けているが、悲しいニュースばかりだ。人々はとても親切で泊まらせてくれ、一緒に食事に誘ってくれるが困窮した生活の話題になると涙しながら語る住民もいるという。

どうすれば合理的に政府にプレッシャーを与えられるのか。
昨日講演会の後、話し合いの場を持ち、いい方法を思いついた。(内緒w



石頭の大学幹部(とう)に失望し、その後僕が立ち上げたTencent Weibo協賛のチャリティープロジェクトも無事終了、あとはオンラインで公開されるのを待つのみ。
今後一週間北京に滞在し、再び雲南省へ。


今度はもう襲われない。ぞろぞろと、引き連れて行くよ(ハート)



http://news.ynxxb.com/content/2012-10/26/N99566047252.aspx



facebook: (keiichiro kawahara,
河原啓一郎 http://www.facebook.com/coucou.kei

2012年10月5日金曜日

−黄色い手袋−




先週、雲南省の被災地から戻ったばかりの同じNGOの医師とオンライン共同チャリティー講演会を開く為の打ち合わせをしたとき。彼が嬉しそうに話しながら見せてくれた写真には黄色い手袋と綺麗な青い長靴を履いているボランティア達の姿だった。

やむ終えない取り引きで被災地彝良を去り、昆明に戻った後、連休前に入る新たなボランティア達の為に送った瓦礫撤去・泥かき用の作業道具だった。
彼もそれを使ってくれたのだという。

そして忘れられぬ10/4、新たな土砂崩れにより小学校が丸ごと埋まり、18人の子供達が亡くなってしまった悲劇の日。軍が救助にあたったが、手袋もなく素手で作業をしていたという。その時、僕が贈ったゴム手袋が配られ捜索に使われたのだという。悲しいニュースが連日続いていたけど。なんか少し明るい気持ちになれた、それ聞いたとき。
その場にいなくても、出来る支援てたくさんあるんだよね。

“ボランティアを支援するということは被災者を支援するという事”



亡くなられた方のお冥福をお祈り致します。

残されたご家族の皆様、全力でサポートします。



【新聞】:

南方都市:只要还被需要,我就呆在中国

http://gcontent.oeeee.com/8/3f/83fa5a432ae55c25/Blog/530/4ffc5f.html

facebook: (keiichiro kawahara,
河原啓一郎 http://www.facebook.com/coucou.kei )


2012年10月3日水曜日

ひとりの百歩より、百人の一歩 –2−


南方都市報(中文): 
http://gcontent.oeeee.com/8/3f/83fa5a432ae55c25/Blog/530/4ffc5f.html

Global Times (English): http://www.globaltimes.cn/content/739427.shtml


通訳さん(記者)を通じてこんな事を知った。
“ボランティアひとり残らず全て退去”
政府はこんな通知を出そうとしていた。考えられる理由は2つある。

. もしまた何か襲撃のような不幸な事が万が一起こった場合、襲撃した人(土地)に対し日本国内からだけではなく中国国内からも怒りが生まれ、ここを管理する政府としての面子を失う。

2.“この国”の災害とは政府にとって恥ずかしく負としてとらえられ、さらに災害復興(99%)は本来政府がすることであり、ボランティアが復興に関わることは政府にとって恥ずかしい事らしい。ましてや国外からのボランティアとなると尚更。特に11月9日のリーダー交代を前に雲南地震の事は過去の物にしてしまいたい。

一方で政府からの支援は限られ、特に山間部は滞っている。上に意見を言えない社会ゆえに被災者は残った資源で耐え忍ぶのみ。
減らされた故にさらにボランティア“0”という最悪なケースだけは避けたい。



そこで僕らが2日後に離れる事を交換条件に、もっと中国国内の中国人ボランティアを受け入れることを許可するようにと交渉した。もし、受け入れないのならば、僕はここから絶対に動かない。そう強く押した。
半日程話し合い、向こうも考えた結果ついに折れ、受け入れの再開を許可。

そして僕らは去る事になった。

当初Ⅰ〜2ヶ月滞在する予定だったが、思わぬ展開に。
しかし僕一人がここでスコップを持って作業するよりも、100人呼んで100倍の力で支援した方が効率が良いのは断然明白。

【ひとりの百歩より、100人の一歩】

被災地に入ってみないとわからなかった深刻な問題が見えた。僕だから出来る支援の方法も見えた。

今後しばらくは人々に被災地の真実を伝えながら、関心を政治問題から国内の問題にシフトさせ、被災地への人と支援物資の流れを作る“後方支援”に従事することにした。支えてくれるWeiboTwitter)の11万人のファンと共に一緒に頑張るぞ!



中文 月刊誌 ーPORTRAIT 人物ー

中国全土の書店で10/9発売。 P.124~
日本人は俳優 矢野浩二さんに続き二人目。
日中民間の強度な架け橋になれるよう、頑張るぞ。


201210月期《人物》志刊登了我的访谈故事。文章无关政治,无关中日关系,而是述了一个日本人在中国的所,一名志愿者在中国的的志愿经历。我相信,人和人心与心的交流是无国界的,甚至是无需言的。而是一个微笑,一,一份感


南方都市報(中文): http://gcontent.oeeee.com/8/3f/83fa5a432ae55c25/Blog/530/4ffc5f.html

Global Times (English): http://www.globaltimes.cn/content/739427.shtml

Facebook: http://www.facebook.com/coucou.kei